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アニサキスという寄生虫の話題がでてから、魚を避けている人が多いと聞きます。

アニサキスに関しては、諸説があるためここでの説明は省略しますが、魚の栄養は大変優れています。

今回はあなたも読むと、きっと「食べたくなる」、魚の栄養についてのお話です。

 

佐藤祐造 医師

監修:佐藤祐造 医師

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名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

 

 

日本人の魚ばなれ

 

ここ数十年で、日本人の魚ばなれが進んでいます。

特に、40歳代以下では魚介類よりも肉類を食べる量が多く、10歳代の育ち盛りでは顕著に見られます

地域別で見ると、大都市圏や西日本で肉類の摂取が多くなっている傾向が伺えます。

九州、関東(埼玉、東京、神奈川、千葉)、東海、近畿(大阪、京都、兵庫)では、肉の摂取量が魚のおよそ二倍になっています。

 

各都道府県の魚介類摂取量

 

 

 

 

肉と魚の栄養素の違い

 

DHA、EPAの含有量

 

マグロ・かつお・サケ・アジなどの魚類は、牛・豚・鶏などの肉類と比べて、カルシウムは5倍、ビタミンDは100倍、DHA・EPAは100倍豊富に含んでいます。

例えばビタミンDは、日光を浴びて皮膚でも作られています。

カルシウムやリンの吸収を良くし、骨や歯への沈着を助けたり、血中のカルシウム濃度を一定に保ったりするなど、重要な役割を果たしています。

これらが欠乏すると、乳幼児では「くる病」、成人では「骨粗鬆症」にかかりやすくなります。

 

 

DHAは全ての世代にわたって重要な栄養成分

 

水産物に含まれる主な機能性成分

 

DHAという栄養は、魚の油に含まれる成分で、冠動脈疾患だけでなく脳梗塞や加齢黄斑変性症に対しても予防効果が認められています

DHAについては1 g/日以上、魚に換算すると約90g/日以上の摂取が推奨されています。

 

 

オススメの魚料理

 

青背の魚としてサンマ、さば、いわし、赤身魚としてかつお、マグロ、アジなどは調理しやすく、味もよいので食べやすいでしょう。

おススメの魚料理は、以下の通りです。

 

① お刺身

 魚の脂を余すところなく食ベるには、やはりお刺身が一番!

DHAの多い部分は特に脂が乗っているため、加熱をすると脂がとけてしまいます。

そのため、効率よく食べるならお刺身がオススメです。

 

② ホイル焼き

加熱をして脂が出てしまっても、その汁も余すところなく食べてしまうのがホイル焼き!

キノコや玉ネギなどを加えたホイル焼きは、血液もサラサラになりそうですね。

最近は、シリコン製のスチーマーで野菜と一緒に蒸し魚にすることもできます。

 

 

 

 

DHAが特に豊富なのは「青魚」

 

DHAが特に豊富に含まれているのが、青い背の魚、つまり「青魚」です。

青魚で有名なのは、皆さんもご存じ「さんま」ですね。

日本人は、もともとお魚をたくさん食べる民族でした。

ところが戦後、ライフスタイルの変化につれて日本人の食生活も大きく変化し、欧米人のように肉類やサラダオイルなどの油脂類をよく食べるようになりました。

その結果、栄養のバランスがくずれ、近年では中性脂肪やコレステロールが異常値を示す人の割合が増し、生活習慣病発病率の増加が深刻に懸念されています。

健康状態を改善するためには、動物、植物、魚類をバランスよく摂らなければなりません。

洋食に偏りすぎている食事スタイルの人、お魚をあまり食べない人ほど、意識してDHAの摂取量を増やすとよいでしょう。

 

体はあなたが食べたもの、動かす筋肉からできています。

食生活習慣を整えて、元気な体を維持しましょう。

 

 

出典

マルハニチロHP DHAのチカラ

水産庁HP 平成29年度 水産白書 水産物等に含まれるDHA及びEPA

 

ドクターがすすめる日々の健康管理法。

毎日の健康管理はヘルスライフで歩数を確認することから。