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症状がない糖尿病がどのように見つかって診断されるのか、診断に至るきっかけについて例をあげてお話しします。

 

 

血糖値は、ある日突然高くなるというのはまれ

 

2型糖尿病の方の血糖値は、ある日突然高くなるというのはまれで、多くの場合、患者さんが知らないうちにだんだん高くなってきます。

 

早い時期に見つけて、血糖コントロールをすると、糖尿病の合併症を防ぐことができます。

健康診断は、糖尿病を見つける、一番身近な方法です。

糖尿病の予備群や、メタボリックシンドロームについても、早めに気が付いて食事療法や運動療法を行うと、糖尿病の発症を防ぐことができます。

 

ほかにも、糖尿病とわかるきっかけはさまざまです。

◆献血に行ったら、糖尿病の疑いと言われた

(献血では、血糖の指標であるグリコアルブミンを検査します。)

◆高血糖の症状がでた

糖尿病の合併症がわかった時に、初めて糖尿病を指摘された

(糖尿病の急性合併症、糖尿病の慢性合併症)

◆妊娠をした時に高血糖が見つかった

などがありますが、高い血糖値がからだに悪い影響を及ぼす前に、早く見つけて、生活習慣の改善や治療をするのが理想です。

 

採血

 

 

 

 

血糖値とHbA1c

 

高い血糖値が続いていれば、糖尿病と診断します。

 

具体的には、血液の検査でわかる血糖値とHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)が基準値より高いかどうかで診断します。

 

◆血糖値 検査したその時の血糖の濃度を表します

◆HbA1c 過去1,2か月分の血糖値のあらましを反映します

 

血糖値

 

 

糖尿病の診断の具体例

 

次のうち、どれか1つでも満たした方は、糖尿病の疑い(糖尿病型)です。糖尿病型には、下記以外の基準もあります。

 

空腹時血糖値(10時間以上絶食後の早朝空腹時の血糖値)126mg/dL以上

HbA1c 6.5%以上

「糖尿病型」が同日または別の日に2つ確認されると糖尿病の診断となります。

「糖尿病型」をみとめた方は、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。

 

糖尿病の診断基準

 

 

 

 

まとめ

 

定期的に健康診断を受けて、糖尿病や糖尿病の予備群を早く見つけましょう。

糖尿病の予備群と言われたら、生活習慣を見直しましょう。

糖尿病と診断されたら、医師の診察を受けた上で、定期的に検査と治療を受けましょう。

 

 

出典

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター糖尿病情報センター

 

佐藤祐造 医師

監修:佐藤祐造 医師

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名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長