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特定感染症保険

 

 

最近は「ゲリラ豪雨」が増加したり、「台風」が大型化して毎年被害が出ています。

災害で避難所生活を余儀なくされる方々も多く、ご苦労が偲ばれます。

水や避難食、懐中電灯やラジオなど、ライフラインが止まった時の備えをしている方は多いと思いますが、特に夏の避難所生活は、季節特有の注意点があります。

今回は、「もしもの備え!夏の避難生活、“衛生面での備え”」です。

 

 

 

 

もしもの備え!「夏の避難所対策」はこの三つ

 

 蚊などの虫対策

② 熱中症予防の暑さ対策

③ 病気にならない衛生対策

 

①虫対策

体育館などを利用した避難所は、開放的な空間も多く、夜間のみならず昼間も「虫」に悩まされます

そのため、虫除けスプレーなどが必要になります。

虫よけスプレーは「人害」がないものを選びましょう

2016年6月ディート*1という成分が高濃度に入っているものも、認可されています。

 

防虫スプレー

 

薬剤師さんに相談して、準備しておきましょう。

また避難所ではさまざまな虫がいるので、「ハチ」「アブ」「蚊」など多種類に効果のある、虫刺され用の塗り薬なども準備するとよいでしょう。

*ディートとは:虫よけ剤に使用される化合物。

人によってはアレルギーや肌荒れを起こす。

日本では最高30%の濃度が認められている。

 

暑さ対策

 

日ごろから、防災グッズをクーラーボックスや発泡スチロールの箱に詰めておくのも有効な対策です。

ペットボトル飲料など少しでも冷たいものが入手できれば、クーラーボックスの中で冷たいまま保存できます。

また、衣服にかけると冷たくなるコールドスプレーや叩けば冷える瞬間冷却剤などを常備しておくことも大切です。

突然の子供の発熱、怪我にも対応できますし、暑くて寝苦しい夜に、少しでもひんやりするものがあると気持ちが落ち着きます。

よく利用される「冷却ジェルシート」は冷却効果が低く、実用ではあまりお勧めできません。

どうしても利用したい場合は、頚動脈(クビ)、脇など大きな動脈走行がある場所に貼付するとよいでしょう。

 

病気にならない衛生対策

 

夏の避難所で一番怖いのは、食中毒などの感染症です。

集団生活で、しかも食物などが傷みやすい時期です。

できる限り、衛生面には注意したいです。

《1》手洗い

 

手洗い

 

避難所でのタオルの共用は要注意。自分専用のタオルか、ウェットティッシュやペーパータオルを利用しましょう。

トイレ後の手洗いは、よく洗うことができれば一番良いのですが、使用量が制限されることがあり十分に洗うことができません。

そのため、手洗い後にアルコールジェルなどをすり込んで、乾燥させるとよいでしょう。

注意したいのは、タオルの共同利用です。

トイレ、厨房、水まわりのタオルは、どんな菌が潜んでいるかわからないので、自分のタオル(乾燥したもの)を使いましょう。

もちろん、使い捨てペーパータオルやウエットティッシュがあれば利用してください。

 

除菌

 

《2》食べ物

お箸やフォークなどがない場合は、ラップやアルミでつかんで食べる、袋から直接食べるなど、手が食べ物に触れないように注意しましょう。

お箸やフォーク等がなく、手づかみで食べる場合には、素手は使わずラップやアルミホイルなどで持って食べましょう。

袋入りのパンやお菓子なども手で中身を触らず、袋を手に持って中身を直接食べるほうが安全です。

また、配食されたらなるべく早く食べきること。

「残しておいて後で食べよう」と思っているうちに、食中毒の菌が増殖することがあり、大変危険です。

夏から秋にかけて、台風、ゲリラ豪雨など自然災害が多くなります。

避難生活ではストレスも高く、体調管理も困難です。

そんな中で、少しでも快適に過ごせることを考えておくこと。

特に、高齢者や小さい子供のための備えは大切です。

その為、こういった衛生面での避難所対策が必要です

皆さんもご家庭の装備品を少し見直してみませんか。

 

 

佐藤祐造 医師

監修:佐藤祐造 医師

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名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

 

ヘルスライフと目指す未来。小さなことを少しずつ。
よい生活習慣を身につけることが健康への第一歩。