Taste-disorder

特定感染症保険

 

気温が高くなるにつれて下がってくるのは、食欲ですね。

しかし、口当たりの良いものばかり食べていると体力がどんどん減ってしまいます。

食欲減退の理由は、暑さだけでしょうか?

今回は、おいしく食べるを中心に味覚障害のお話です。

 

佐藤祐造 医師

監修:佐藤祐造 医師

[表示]

名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

 

 

味覚障害とは?

 

「何を食べても味がしない」「実際とは違う味に感じる」味覚にそんな違和感を感じる人が増加しているようです。

これは、味覚障害という症状ですが、自覚がないまま症状が悪化することもあるので、注意が必要です。

 

 

 

 

若い人の間でも増加中

 

舌の表面には、味覚を感じる味蕾(みらい)という組織かあります。

 

味蕾は若いころは約1万2千個あると言われていますが、60歳を過ぎる頃にはほぼ半分になります。

そのため、高齢になると味覚異常を訴える人が多くなります。

 

しかし、味覚異常は若い世代にも増加しているといいます。

理由としては、インスタント食品やファストフードの多食、過激なダイエットなど栄養の偏った食生活があると考えられています。

 

 

味覚障害の症状

 

味覚障害

 

味覚障害の症状は人によって様々です。

何を食べても味が薄い人、まったく味がしない人、何も食べていないのに口の中が苦い人。

さらには、何を食べてもまずく感じる人、口に入れた食物が嫌な感じに捉えられる人といった例もあります。

こうしたことが積み重なると、食事の楽しみが損なわれ、生活の質の低下につながります。

 

 

味覚障害原因は?

 

味覚障害の原因で多いのは、新陳代謝に必要なミネラルである亜鉛不足です。

味蕾は、新陳代謝が活発で、大量の亜鉛を必要とします。そのため、体内が亜鉛不足になると、新しい味蕾を作ることができなくなり、味覚の低下をもたらします。

亜鉛不足による味覚障害は、食事からの亜鉛の摂取量が少ない場合はもちろん、消化器の病気により栄養の吸収が低下した場合にも起こることがあります。

また、降圧剤や抗生物質などの中には亜鉛の排出を促す性質を持っているものもあり、こうした薬の副作用による薬害性味覚障害もあります。 

亜鉛不足以外では、やけどなどの外傷、腎臓や肝臓などの機能障害、鉄欠乏性貧血なども味覚障害の原因にもなります。

 

 

 

 

味覚障害の対策は?

 

食事からの亜鉛補充が基本です。

カキやホタテなどの貝類、牛肉などの肉類、そら豆、えんどう豆などの豆類には多くの亜鉛が含まれます。

これらの食品を多く摂取しましょう。

 

 ホタテ

 

味覚障害は発症から治療開始までの時間が長いほど味覚が戻るまでに時間がかかるといわれています。

味覚に違和感を感じたら、早めに医師に相談しましょう。

 

 

参考

Class A 2018.7月号

 

昨日より今日、今日より明日。

もっと良くなるあなたの健康。

予防法の気づきがもらえる健康コラム。 

いつもポケット中に健康コラムとヘルスライフを。