風邪をひいたカエル

特定感染症保険

 

「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」冬になると、テレビコマーシャルでよく聞くフレーズです。

風邪の症状をとてもよく表しているこの3つ。

誰もが早く治したいもの。

 

今回は、風邪を早く治すコツ、気を付けたいことをご紹介します。

 

 

風邪の原因

 

毎年、大人は平均して2〜3回風邪をひき、子供はさらに何回も風邪をひきます。

風邪を引き起こすウイルスは、感染した人々から他の人々に空気を介して広がり、個人的な接触が緊密であると感染する可能性が高まります。

また、感染者からの便や鼻水をかんだ後のティッシュによって感染することもあります。

すなわち、風邪をひいている人と握手したり、

ドアノブのように呼吸器ウイルスが付着している表面に触れてから、目、口、または鼻に触れた場合に発生する可能性があります。

 

 

 

 

風邪のひき始めから回復まで

 

喉の痛みと鼻水は通常、風邪の最初の兆候で、咳やくしゃみが続きます。

風邪の症状は通常2〜3日以内にピークに達し、ほとんどの人は約7-10日で回復します。

 

風邪を引き起こすウイルスは、最初に鼻と顔の空気で満たされた副鼻腔という空洞に感染します。

すると鼻は透明な鼻水を作り始めます。

鼻水は、鼻や副鼻腔に潜むウイルスを洗い流す役目を

2〜3日後、粘液は白、黄色、または緑の色に変わることがあります。

これは正常であり、抗生物質が必要であることを意味するものではありません。

 

一部の症状、特に鼻水、鼻づまり、咳は、最大10〜14日間続くことがありますが、その間に症状は改善するはずです。

 

 

それでは、早く治るコツとは

 

実は、色々調べてみたのですが、医学的に根拠があり、「絶対にこれなら早く治る!」という方法は存在しないようです。

というのも、「風邪の治療薬はありません」「抗生剤を使わないでください」など、NGワードはたくさんあるものの、「これだ!」と断言できるものは残念ながら見つかりませんでした。

 

ただ、その中でも、「症状を和らげる」「気分をよくする」というもののいくつかは、効果があるかと思うので、ご紹介いたします。

信頼できそうなサイトに必ず書かれていたのはこの2つ

1. 水分を取る

2. よく休息する

 

 

1.水分をとる

 

おすすめするのは、水、ジュース、透明なスープ、またははちみつ入りの温かいレモン水です。

これらは、脱水を予防する効果が期待されています。

はちみつは、大人や1歳以上の子供たちの咳を助ける可能性があります。

熱いお湯で割って試してみましょう。

はちみつは1歳以下のお子様には利用できないので、ご注意ください。(はちみつは包装前に加熱処理を行わないため、ボツリヌス菌が混入していることがあるため。)

 

一方、アルコール、コーヒー、カフェイン入りソーダなどは脱水を助長するので控えましょう。

 

体の中の水分だけでなく、体の外にも水分が必要です。

清潔な加湿器または冷たいミスト気化器を使用してください。

注意するのは、加湿器の水を常に清潔に保つことです。

加湿の水や加湿器自体にカビなどが生えていると、カビを部屋中にまき散らすことになり、かえって「加湿器肺炎」などになってしまいます。

湿度は大変重要ですが、加湿器のお手入れにもご留意ください。

 

 

2. よく休憩する

 

人間の体には、自然治癒力が備わっています。

自然治癒力とは、体が本来持っている回復力のことです。

 

この自然治癒力を最大に引き出す方法が1つあります。

それは、生命力の消耗を最小限にして体の回復力を促進させることです。

これはナイチンゲールも言っています。

生命力が消耗するようなこととは、イライラしたり、どこかが痛かったり、眠れなかったり・・・そんなことがないように、休めるすることに集中できる環境を整えることです。

そうすることが、回復力を促進、自然治癒力で早く治すコツなんですね。

 

2つ、例を挙げてみます。

 

【喉が痛くて眠れない】

塩水うがいをしてみましょう。

喉の痛みや引っかき傷を一時的に和らげることができます。

他には、喉痛スプレー、トローチ、ハードキャンディーもお試しいただけます。

お子様にトローチなどを服用させる場合には、用法・容量を守るだけでなく、窒息にもご注意ください。

 

【鼻が詰まって休めない】

市販の生理食塩水点鼻薬とスプレーは、ムレや鼻づまりを和らげるのに役立ちます。

 

これらの症状を緩和することで、ゆっくりと休むことができます。

 

 

 

 

用法をきっちり守って市販薬を使う

 

市販(OTC)の風邪薬と咳止め薬を試してみることもありです。

喉の痛み、頭痛、熱に関しては、成人は、アセトアミノフェン、イブプロフェンまたはアスピリンを服用することも考えてみましょう。

 

他には、咳止め薬や総合感冒薬もあります。

薬局の薬剤師さんに症状を伝え確認して購入しましょう。

大切なのは、用法を守って飲むこと、治ったと思っても決められた量、回数分は飲み切ることです。

 

迷ったときには総合感冒薬を試してみましょう。

 

 

のどの痛み、発熱などのつらいカゼ症状にすぐれた効果をもつ8種の成分を配合した

総合かぜ薬です。

 

 

風邪のひき始めに葛根湯もおススメです。

 

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「葛根湯」は、漢方医学の原点といわれる中国の医書「傷寒論」、「金匱要略」に収載されている処方です。

代表的な発汗剤の1つで、熱のある急性の病態に、主に汗をかかせることによって感冒、鼻かぜ、頭痛、肩こりなどの症状を改善していきます。

葛根湯処方の最大量25gの生薬から抽出して得られたエキスを全量配合した満量処方です。

 

なぜだか、医療関係者って風邪のひき始めに葛根湯を飲む人多いんですよね~。

その昔は、インフルエンザの初期症状にも利用されていたそうですよ。

 

今回は、風邪を早く治す方法はありませんという残念なお知らせでしたが、風邪の様々な症状を緩和して、回復力を高めることこそ、早い治癒につながるというまとめになってしまいました。

 

みなさんも、風邪をひいたら自力で回復を促進するべく、ゆっくりとお休みしましょうね。

しかし、病気の悪化傾向を認めたら、必ず医師を受診しましょう。

 

 

出典

CDC  HP  風邪:自分と他人を守る

CDC  HP  抗生物質の処方と診療所での使用  風邪

Mayo Foundation for Medical Education and Research Cold remedies: What works, what doesn’t, what can’t hurt

BMJ  BestPractice  Common cold

 

佐藤祐造 医師

監修:佐藤祐造 医師

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名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長