バナナ

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8月7日は、日本バナナ輸入組合が定める“バナナの日”です。

「8(ば)7(なな)」の語呂合わせで「バナナの日」!

バナナには、特に旬がなく1年中いつでも食べることができます。

 

8月は夏バテで体力を消耗することから、バナナを食べて暑い夏を元気に乗り切ってもらいたい、

という意図で制定されました。

 

今でこそ果物の中でも値段が安いバナナですが、明治36年に台湾から日本に持ち込まれて以来、

昭和の初め頃まではおみやげ品や、病気のときにしか口にできない高級品だったようです。

 

現在では、子どものおやつとして、スポーツ選手の補給食として、さらにはダイエット向きの食品としても注目されています。

これはバナナ1本(100g)あたり86kcalで、豊富な栄養素を含み、エネルギーが長く持続するためといわれています。

 

バナナへの支出金額(年間)が日本で一番多いのは、なんと広島市の5,771円!

最下位の熊本市は3,761円ですから、なんと1.5倍の購入額になっています。

 

佐藤祐造 医師

監修:佐藤祐造 医師

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名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

 

 

1本で3回おいしい バナナ熟度3段活用

 

バナナは、熟成するに従い、青から黄色を経て茶色へと皮の色が変化していきます。

この色の変化から食べ頃を判断するひとつのスケールとしてバナナのカラーチャートというものがあります。

 

カラーチャートは、追熟前の「オールグリーン」から、シュガースポットと呼ばれる茶色い斑点が表面に出始める「スター」、

さらにはシュガースポットが全面に広がる「ダップル」まで、通常、7~8段階に分かれています。

 

バナナは、店頭に並び出す青めのものを『熟度』をあらわす表現で『青めバナナ』と呼びます。

 

そして、きれいな黄色になったものを「フルイエロー」を同じく『熟度』表現で『黄色バナナ』、

少し茶色の斑点が出てきたものを「スター」や「ダップル」といい、『茶色バナナ』と呼びます。

 

 

 

 

知る人ぞ知る 熟度によるバナナの効能

 

バナナの熟度の存在と、熟度の変化による効果・効能の違いについての調査では、

半数以上が熟度について認知しているものの、実に76%が熟度の変化による効果・効能を知らないという回答でした。

 

そのため、今回は、熟度別バナナの効能をご紹介します。

 

 

青めバナナ

 

さっぱりした甘さや酸味を楽しみたい方におススメです。

固めでしっかりとした食感が楽しめます。特に『整腸効果』が期待できます。

 

整腸効果を考える上で、ひとつ忘れてはいけない成分があります。

それは、「難消化性デンプン」と呼ばれるもので、これが、食物繊維と同様の働きをすることが分かっています。

 

まだ熟しきっていない『青めバナナ』には、

食物繊維と同様の働きをする難消化性デンプンが多く含まれている分、特に「整腸効果」が期待できるのです。

 

他にも青めバナナには、腸内に生息する善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌の餌(栄養源)となる食物繊維やフラクトオリゴ糖等が多く含まれ、腸内環境を良好に保つことができます。

 

 

黄色バナナ

 

 

甘み、香り、かみごたえのバランスがとれたバナナらしい味わいが楽しめます。

また、ほどよい弾力があります。

特に『美肌効果』や『アンチエイジング効果』が期待できます。

 

黄色バナナには、「美容ビタミン」と呼ばれるビタミンB群の中のB2やナイアシン(B3)、B6が果物の中ではトップを誇る含有量です。

特にビタミンB2、B6、タンパク質の代謝を助けることから肌荒れ予防など美容効果が期待されます。

 

 

 

 

茶色バナナ

 

深めの甘みとコクがある芳醇な味わいが楽しめます。

食感は熟成にともない軟らかさを増しています。

特に『免疫効果』や『胃潰瘍抑制効果』が期待できます。

 

感染症の流行で「免疫」という言葉が取りざたされていますが、

免疫とは人が生まれ持つ抵抗力のことで、体の外から侵入しようとするウイルスや細菌、

また体の中で発生するガンなどを異物として識別し、無害化しようとする力のことです。

 

免疫システムで大きな役割を果たしているのが、白血球のひとつであるマクロファージです。

マクロファージには、異物を発見すると細胞内に取り込んで退治する働きがあります。

 

免疫システムをしっかり働かせるためには、規則正しい生活など、生活習慣の改善がとても重要です。

栄養バランスの良い食事も、もちろんその一つです。

 

血中TNF(腫瘍壊死因子)という免疫システム活性化の指標があります。

TNF‐αはマクロファージから産生されるサイトカインの一種で、腫瘍細胞を壊死させる作用を持っています。

 

なんとバナナは他の果物に比べてTNF‐αの生産量を増やす効果が強く、

がん治療などで使用される免疫増強剤に匹敵する効果がみられることがわかりました。

 

また、熟して斑点が出てきた状態のバナナは、まだ青いバナナと比較して、

マウスの実験では好中球の数が約8倍になることがわかりました。

好中球とは、白血球の一種で、体内の異物を攻撃し無害化する働きがあるため、免疫活性の指標としてよく利用されます。

 

1本で3回、おいしさを楽しめるバナナ。

日本で、一番食されている果物だそうです。

今年の8月7日も、バナナを食べてずがんばりましょう。

 

 

出典

総務省統計局 家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキング (2017年(平成29年)~2019年(令和元年)平均)

総務省統計局「なるほど統計学園」8月7日はバナナの日

日本バナナ輸入組合 バナナ大学