柿

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旬の食材では、

季節ごとに旬を迎える食材を「栄養」「選びかた」「おいしい召し上がり方」などを中心に紹介します。

 

佐藤祐造 医師

監修:佐藤祐造 医師

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名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

 

 

柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺

 

柿の木

 

正岡子規の有名な俳句です。柿といえば、秋の訪れを感じさせるキレイなオレンジ色。

澄んだ青空にも、真っ赤な夕焼けにもよく似合います。

今回は、10月に旬を迎える、柿のお話です。

 

 

 

 

神様の食べ物

 

植物分類で有名なカール・ベール・ツンベルグ博士は、ギリシャ語で柿に「Dios(神の) pyros (食物) Kaki〔ディオスピロス・カキ〕」という学名をつけました。

〝KaKi〟という言葉は万国共通で、”神から与えられた食べ物”という意味が有るほどです。

 

 

柿のオレンジ色は元気のサイン

 

柿色が赤く、ヘタがキレイなものがおいしい柿

 

柿は甘いので意外に感じるかも知れませんが、カロリーが低く、なんとミカンの二倍のビタミンCが含まれています。

ビタミンCは、甘柿には140mg/200g、渋抜き柿には 110mg/200gも含まれています。

一日に必要なビタミンCの栄養所要量は100mgなので、柿を1個食べるだけで1日の必要量を満たせます。

また、体の冷えが気になる方には干し柿がおすすめです。

干し柿は、胃腸を丈夫にし、弱った腸の機能を回復してくれます。

干し柿の表面にある白い粉の成分は、主にブドウ糖と少量の果糖で、のどの渇きを収め、去痰効果もあり、口内炎などに塗って使うこともあるそうです。 

 

 

アルコールデヒドロゲナーゼ

 

柿には、アルコールデヒドロゲナーゼという酵素が含まれています。

この酵素は、アルコールを分解するため「二日酔いに効果がある」と言われています。

お酒のあとに、柿を召し上がる習慣はここからきたようですね。

 

 

おいしい柿の見分け方

 

柿は大変種類が多いため一概においしい柿の見分け方を決めることは大変難しいです。

しかし、同じ種類の柿であれば大きく、赤いものが良いでしょう。  

柿はヘタが大変重要な働きをしています。

ヘタが「四枚そろっている」ことがよく、しかも、ヘタと実の間に隙間がないことが重要です。

ヘタと実の間に隙間があると、そこから虫が入り、熟していないのに赤くなるからです。

選ぶときには、ヘタをよく見て選びましょう。

 

 

 

 

おいしい召し上がり方

 

柿プリン写真は柿プリン。牛乳と熟した柿を混ぜるだけ

 

柿はなんといっても、皮つきのまま生が一番です。

食べる時の切り方は、ヘタの周りを少し大きめに切り取って、縦切りにすると、柿の甘みが均等に分配されます。

柿は、花落ち部分(ヘタの反対、花ビラが付いていた部分)と種の周りの甘みが強く、ヘタに行く程甘みが薄くなるからです。  

また、柿を切る時に中の種を切らない方法は、果肉に4条の溝がありますので、その溝にそって切り目を入れれば、種を切る事はないはずです。

ヘタのくぼみの部分から包丁を入れて4つに切っても種には当たりません。 

他にも、干し柿や熟した実をシャーベットにしてもおいしく召し上がれます。  

今年の秋は、渋柿でぜひ「干し柿」にチャレンジしてみてください。冬になるのが待ち遠しくなりますよ。

 

 

出典

金沢市中央卸売市場HP「豆知識」青果雑学

国立研究開発法人農業
食品産業技術総合研究機構HP 今が旬の柿のお話

 

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