ハモ

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夏の暑い日が続くと、さっぱりとした冷たいメニューにそそられます。

そんな時の代表メニュー「ハモ」。夏に出回り、京都の祇園祭りのイメージのある食材です。

 

 

ハモの旬

 

ハモ祭り
祇園の祭りの別称は「ハモ祭り」

 

四国や、兵庫県などの瀬戸内、西日本の海でよく獲れるハモ。

ハモの旬は夏のイメージがある方が多いかもしれませんが、実は年に2回あります。

さっぱりとした味で7月~9月がピークの「夏ハモ」と、産卵後に食欲が増し、脂ののった「冬ハモ」です。

 

 

 

 

ハモの栄養

 

ハモ

 

強い生命力があり、海から京都への運搬に耐えました。

ハモはウナギと同じ仲間で、ウナギに比べると脂は少ないものの、白身の魚の中では脂身が多く旨味もあり、栄養価はとても高いです。

 

ハモは主にたんぱく質が多く、ビタミン類も豊富です。特に多いのが、ビタミンD・ビタミンB12・ナイアシンです。

中でもビタミンDは、ハモに特に多い栄養素で、カルシウムの吸収を助けて、丈夫な骨を作ります。

ビタミンDが不足すると、高齢者では骨粗鬆症の発症につながることがあります。

ハモ一切れで一日のビタミンDの必要量を摂ることができます。  

 

珍しいところでは、ハモの皮には、コンドロイチン硫酸という成分が多く含まれています。

この成分は、肌の保湿や水分調整に働くため、これらの作用で、美肌効果があると言われています。

さらに、コンドロイチン硫酸は、医薬品としても利用されており、関節痛や五十肩、眼角膜の保護に効果があるとされています。

 

 

魅力的な強い生命力

 

ハモは、うかつに手を近づけるのは危険と言われるどう猛な魚で、頭を落とした後でも身がピクピクしています。

暑い夏でも、生き抜ける強い生命力があるので、活きの良い状態を長く保つことができます。

皮の栄養価も高く、骨ごと食べられることもあり、滋養強壮に良い食材として重宝されるようになりました。

 

 

 

 

おいしく食す

 

刺身

 

淡白で上品な白身には梅肉和えによく合います。

ハモは、比較的臭みが強いため刺身で食べることはなく、熱湯に通したものを酢味噌や梅肉で食べることが多いですが、

味がたんぱくなため、お吸い物や、お寿司、天ぷら、唐揚げなど様々な料理に向いています。  

 

暑い夏は、骨きりをして湯引きにしたハモに梅肉ソースをかける、野菜と一緒に酢の物などにして召し上がるとよいでしょう。  

酢や梅のもつクエン酸は疲労回復の効果があります。

 

また、さっぱりとした身からは上質な脂質であるn-3系脂肪酸を摂取できるため、体調管理にも効果が期待できます。

ウナギと並んで夏の風物詩であるハモですが、ウナギと比べると低カロリーで脂身も少なく、さっぱりしているので食べやすい魚ではないでしょうか。

また、滋養強壮によいと言われているほど栄養価が高いので、夏バテしやすい暑い時期には特におすすめです。

 

 

佐藤祐造 医師

監修:佐藤祐造 医師

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名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長